普段はほとんどミスをしない人が、急にミスを連発するようになる。
滅多に遅刻をしない人が、ここ1ヶ月で3回も遅刻をしてしまう。
いつも笑顔で優しい人が、怒りっぽくなったりあまり笑わなくなった。
このように、普段とは違う行動が見られるようになったら、それは何らかの要因があるかもしれないのです。
例えば、認知症の人が上記のような行動をよく取るようになります。
したがって、普段と行動が変化がすると、認知症の前触れかもしれないのです。
あるいは、鬱病の人や適応障害が見られるような人も、上記のように行動が変化することもあります。
精神的な部分で何らかの異常が生じると、それが行動の方に出てしまうので、その結果今までとはまるで違う行動に繋がってしまうのです。
このように、今までの自分とは違うと感じたのであれば、すぐにでも医師に相談して、検査をしてもらうのがいいでしょう。
もし認知症だったとしても、早期で発見すれば症状を抑えることもできますし、他の問題が発見されたとしても、やはり早い段階で知ることはとても大事なことなのです。
ただ、場合によっては普段とは違う行動をしていると、自覚ができないケースもあるのです。
いきなり行動が変化するわけではなく、徐々に変化していくことが多いので、これが普段の自分だと思ってしまうこともあるのです。
ですから、もし周りの人に指摘をされたのであれば、自分の行動が変化していると気づくことが必要になるのです。
自分で気づけない場合であっても、誰かに指摘してもらうことによって、早期発見のきっかけとなりますから、周囲の意見にも耳を傾けるようにしましょう。
逆に、周囲で上記のように行動が変化する人がいるのであれば、同じように指摘してあげることが大事なのです。